水は「デトックス」にいい?水の効果やおすすめの水の種類も紹介
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「体をデトックスするには水がいい」「水をたくさん飲むと不要なものが流れる」という話を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
人間が日々の生活のなかで当たり前に飲み物を口にするように、水分補給は体の管理の基本とされています。しかし、実際のところ「デトックス」と水にはどのような関係があるのかが気になるところ。
そこで、今回はデトックスという言葉の意味を整理したうえで、日常生活における水分補給の考え方や、水の飲み方のポイントなどをくわしく解説します。
「デトックス」とは

「デトックス」とは、英語の「detoxification」を略した言葉です。本来は「解毒」という意味ですが、現在では医学的に「毒を無害化する」という意味を示す言葉ではなく、生活習慣や食生活を見直す際のイメージ表現として使われるようになりました。
医学で確立された治療行為を表すものではないことに加え、「特定の食品や飲み物を摂取すれば体内の不要なものが除去される」というような効果を指す言葉でもありません。
老廃物・有害物質とは
人間は、日々の食事や呼吸を通じてさまざまな物質を体内に取り込んでおり、なかには体に必要ないものや、害を与える恐れがある物質もあります。また、体内でエネルギーを生み出す過程でも、不要な物質が生じる場合があります。
この不要な物質が、一般的に「老廃物」や「有害物質」などと呼ばれるものです。ただし、体が健康な状態であれば、内臓の働きによって排出などの処理が行われるため、老廃物が体内に蓄積し続けることは基本的にはありません。
体内の不要な物質はどのように処理されている?
食事などで体内に入った物質は、腸で吸収された後、肝臓へ運ばれます。肝臓で不要なものが処理され、胆のうを経て再び腸へ戻る仕組み(腸肝循環)です。その後、便として体外へ排出されます。また、老廃物は腎臓でろ過され、尿として体外に出ていきます。
このように、デトックスについて考える際、腸・肝臓・腎臓は特に重要な役割を担っていることがわかるでしょう。通常、健康な人の体内では、意識せずとも自然に行われている働きです。
日常生活で意識したい水分補給

上述のような体内の処理機能を正常に保つためには、水分バランスを保つことが基本とされています。そこで、日常生活で心に留めておきたい水分補給のポイントを押さえましょう。
体内の水分バランスを保つ
人の体は約60%が水分で構成されているといわれています。そのため、体内に十分な水分量を維持することが欠かせません。
適切な量の水を飲んで水分が保たれていれば、血液や内臓の働きが安定しやすくなると考えられています。そのため、体の隅々まで栄養素を運んだり、老廃物を排出したりといった内臓の働き(代謝)も、スムーズに行われやすいでしょう。
便通をサポート
水分は、腸内環境とも深く関係しているといわれます。水分が不足すると便が硬くなりやすいため、お通じがよくないと感じる人もいるかもしれません。水分は腸の動きをサポートしてくれるうえ、便を柔らかくしてくれるため、適切に補給することによって排出されやすくなるでしょう。
生活習慣の見直し
水を飲むことでおなかが満たされやすくなるため、間食や過度な飲食を調整するきっかけになるかもしれません。また、前述のように、水を飲むことによって体の巡りが整いやすくなることから、健康的な生活リズムを手に入れやすくなると考えられます。
セルフケアの意識
体内の水分バランスが保たれることで、肌や髪の状態が良好だと感じる人もいるようです。感覚には個人差がありますが、日々の身だしなみやセルフケアを意識する一環として、水分補給を重視する人も少なくありません。
デトックスに効果的な水の飲み方

デトックスを目指す場合、無理なく適切に水を飲むことが大切です。うまく水分補給をしているつもりでも、実は自分の体はそう感じていないかもしれません。そこで、量やタイミングなど、水分補給の要点をチェックしましょう。
1日合計1~2Lをこまめに飲む
のどが渇いたときや汗をかいた後など、つい一気飲みをしてしまう人もいるかもしれません。しかし、一度に大量の水を飲むと、体に負担がかかることがあります。
そのため、タイミングを分けて少量ずつ補給する方法が適しているでしょう。取り入れやすいタイミングの例は、起床時や就寝前、運動・入浴の前後などです。
1日の合計摂取量としては、1~2Lを目安にすると、体内の水分バランスを維持しやすいと考えられています。ただし、年齢など人によって適量は異なるため、自身に合った摂取量を心がけましょう。
常温の水または白湯を飲む
冷たい水はひんやりとして、飲んだ後に寒く感じることもあり、「飲みにくい」「十分な量を飲めない」という人もいます。常温の水や白湯であれば、体に負担を感じにくく、量も確保しやすいため、日常的に続けやすいでしょう。
水なら何でもいい?「水素水」という選択肢

水には、水道水やミネラルウォーターなどさまざまな種類があり、それぞれ含まれる成分や働きが異なるのが特徴です。多種多様な水のなかでも、「水素水」という選択肢に関心を持つ人もいるので、水素水のどんな点が注目されているのかを解説します。
水素水
水素水とは、水素が溶け込んだ水のことです。水素は非常に細かい分子ですが、抗酸化作用への期待があり、日常的に水素水を摂取している人もいます。
水素は、コンディショニングの一環として取り入れられている例もあり、特に美容や健康への意識が高い人からの関心が高い成分です。
今では水素水は、家庭やジム、サロンなど、幅広い場面で利用されています。
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水素吸入
実は、水素を取り入れる方法には、水として摂取する以外の手段もあります。「水素吸入」と呼ばれる方法です。
水素吸入は、チューブを通して水素ガスを鼻から吸入するケア方法です。前述のような水素への関心の高まりとともに、水素水とならんで注目が集まっています。水素を直接体内に取り込めることから、より効率的に水素を摂取できるといわれています。
水でデトックスして健康を目指そう

水分補給は、体内の状態を安定的に保つための基本です。水には体内の循環を整えて保つ働きがあるため、正しい水分補給が生活やセルフケアにおいて非常に重要であると考えられます。
デトックスという言葉を、現在広く知られている意味から「生活習慣を見直すきっかけ」として捉えるのであれば、日々の水の飲み方を意識することは一つの手だてです。頻度や飲む量はもちろん、温度にも目を向けながら、自分に適した取り入れ方を検討しましょう。
水素水も、セルフケアの一環として日常的に取り入れている人がいます。自分に合っていると感じた方は、日々の水分補給の方法の一つとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。
