カルキを抜く方法とは?必要なシーンやカルキ抜きの手間をなくす手段も紹介

日本の水道水は、そのまま飲める水として安全に供給されています。しかし、「カルキ」と呼ばれる成分が含まれていることから、「飲みにくい」「使いづらい」と感じる人もいるかもしれません。そのため、用途によってはカルキ抜きを行うケースもあります。

今回は、カルキの基本的な知識をはじめ、家庭で行える代表的なカルキ抜きの方法や、カルキ抜きの手間を減らす選択肢についてもわかりやすく解説します。水の使用用途によって選択肢が変わる可能性もあるので、ぜひ最後までご覧ください。

水道水に含まれる「カルキ」とは

水道水に含まれる「カルキ」とは、水道水の消毒に使われる塩素成分(残留塩素)を指しています。

日本の水道水は、安全な水を供給する目的で塩素によって消毒されており、施行規則の定めによって、一定量以上の残留塩素が水の中に残った状態でなければなりません。

(衛生上必要な措置)

第十七条

(中略)

三 給水栓における水が、遊離残留塩素を〇・一mg/l(結合残留塩素の場合は、〇・四mg/l)以上保持するように塩素消毒をすること。(以下略)

残留塩素は、給水の過程で衛生状態を保つための仕組みとして重要な役割を果たしています。

一方で、残留塩素には特有のにおいがあり、これを「カルキ臭」ととらえて苦手意識を持つ人も少なくありません。そのため、用途や好みに応じて「カルキ抜き」を行うケースがあります。カルキ抜きの具体的なやり方は後述するので、知りたい方はあわせてチェックしてみてください。

引用元
水道法施行規則|e-Gov法令検索

 

 

一般的にカルキ抜きをされる場面

そのまま飲める品質の水道水といえど、すべての場面でカルキ抜きが不要というわけではありません。状況によっては、カルキ抜きを検討する人が多いようです。そこで、カルキ抜きはどんなときに必要とされやすいのかを解説します。

 

赤ちゃん用のミルクを作るとき

水道水はきちんと安全基準を満たしています。しかし、赤ちゃん用のミルクを作る際に、においや味の好みからカルキを抜いた水を使う人もいるようです。家庭の考え方や好みによって、意見が分かれるかもしれません。

 

水を飲みたいとき

水道水はそのまま飲めますが、カルキ特有のにおいが気になることがあります。よりすっきりした味わいで水を飲みたい場合、カルキを抜くことで飲みやすいと感じる人もいるようです。

冷やしたり、ほかの飲み物に使ったりする場合でも、においが気になることがあります。日常的に水を飲む習慣がある人ほど、風味の違いを感じやすいかもしれません。

 

水を水槽に入れるとき

水槽に水を張って観賞魚や熱帯魚を飼育する場合、水道水をそのまま使用すると、残留塩素が魚に影響を与えることがあります。そのため、水を水槽に入れる前にカルキ抜きなどの処理を行うのが一般的です。

 

 

水道水からカルキを抜く方法5選

では、実際にカルキを抜く方法にはどのようなものがあるのでしょうか。用途別に代表的な方法を紹介します。

 

1. 【飲料用】煮沸する

やかんや鍋に水を入れ、沸騰させてからしばらく煮沸する方法です。水の量にもよりますが、一般的な水道水では5~10分程度が目安とされています。煮沸後は、ふたを開けたまま冷ますと、においがこもりにくいかもしれません。

 

2. 【飲料用】レモンを入れる

飲料用であれば、カットしたレモンやレモン汁を少量加える方法もあります。ただし、あくまでもカルキ臭を感じにくくするものであり、塩素成分を完全に除去する方法ではありません。また、量によっては飲んだときにレモンの風味を感じることがあります。

 

3. 【飼育用】汲み置きする

バケツなどに水道水を汲み、日光の当たる場所にしばらく置いておく方法です。時間の経過とともに塩素が抜けていきます。水槽用の水によく使われる手段で、夏場は数時間〜半日、冬場は1週間程度など、気温や環境によって必要な時間は異なります。

なお、水道水の消毒方法は地域によって異なるため、汲み置きでは十分に塩素成分が低減できない場合があることに注意が必要です。

 

4. 【飼育用】カルキ抜き剤(塩素中和剤)を使用する

市販されているカルキ抜き剤を使う方法です。塩素を中和する成分が含まれており、比較的短時間で処理できる可能性があります。固形タイプや液体タイプがありますが、飲み水には使用できないため、用途をきちんと守ることが重要です。

 

5. 【飼育用】炭を入れる

備長炭や木炭を水に入れると、カルキが吸着して抜けるとされています。しかし、炭によるカルキ除去効果にはばらつきがあるため、補助的な方法として考えたほうがよいでしょう。

カルキをより早く抜きたい場合は、炭を入れた状態で水を汲み置きし、日光に当てるのもよいかもしれません。

なお、水の中に直接炭を入れることから、飲料用には向いていないことも理解しておきましょう。

 

 

カルキ抜きの手間を省く方法はある?

毎回カルキ抜きをするのが面倒だと感じる場合は、水道水以外の選択肢を検討するのも一つの手段です。どんな方法があるかを紹介します。

 

ミネラルウォーターを使う

市販のミネラルウォーターには、基本的にカルキは含まれていません。カルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラル成分を含む商品も多く、飲料用として広く普及しています。多数の製品があり、味わいなども異なるため、飲み比べて自分好みのものを探すのもよいでしょう。

 

浄水器を設置する

家庭用の浄水器を設置することで、カルキ臭を軽減できる場合があります。フィルターの種類によっては、カルキ以外にも除去できる成分もありますが、どんな成分を取り除けるかは製品によって異なるため、仕様を確認して選ぶことが大切です。

 

ウォーターサーバーを利用する

ウォーターサーバーで使われている水には、天然水タイプや、RO処理によって水から不純物を除去したタイプなどがあります。

いずれも水道水のように塩素消毒されていないため、カルキを含まない水として、好む人も多いようです。冷水や温水をすぐに使える点も、ウォーターサーバーの魅力の一つといえるでしょう。

 

水素水を取り入れる

水素水を扱うウォーターサーバーや、水素水を作る機器(水素生成器など)を取り入れるという選択肢もあります。水素水は、美容や健康意識の高い人々から注目を集めており、味やイメージの面から関心を持つ人もいるようです。

導入の前に、製品の特性やコストなどをよく確認すると安心でしょう。

 

関連記事
水素水の効果は本当?科学的根拠と公的見解を徹底解説!
水素水とは?効果は?ただの水?科学的根拠に基づいた正しい知識と選び方を徹底解説

 

 

好みに合わせて水を飲もう

水道水は国の安全基準を満たしており、そのまま飲めます。ただし、用途や好みによって、においや味が気になる場合もあるかもしれません。その際は、カルキを抜く、水道水以外の水を選ぶなど、自分の生活スタイルに合った方法を取り入れることが大切です。

ミネラルウォーター・浄水器・ウォーターサーバーなどの選択肢があるので、自分にとって無理なく使い続けられる方法を考えましょう。さらに、飲み水の一つとして、水素水を取り入れるという手段もあります。生活スタイルや好みに合わせて検討してみてください。

水素で毎日をサポートガウラオンラインショップ 商品一覧はこちら